のたりのたりしてたり

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熊野市にある丸山千枚田の虫送りを見に行ってきました

熊野市紀和町にある丸山千枚田にて行われる虫送り行事を見に行ってきました。

丸山千枚田とは「日本の棚田百選」にも選ばれている美しい棚田です。

現在、棚田の数は1340枚ほどあるんだとか。

丸山千枚田については下記のエントリでもふれているので是非。

jedimastermio.hatenablog.com

 

農薬のない時代に田んぼの害虫を駆除するために行われていた虫送り。

かつてはいろんな農村で行われていたそうですが、現在でもその行事を継続して行っている場所はかなり少なくなっているそうです。

そんな虫送り行事を今も地元の人々で守り、受け継いでいるのがこの丸山千枚田です。

 

ということで、時系列で写真をご紹介。

まずは丸山千枚田に到着し、撮影場所をゲット。

2016丸山千枚田の虫送り-4

虫送りは19時過ぎから行われるので、私は2時間前となる17時頃に現場に到着したのですが、もうすでにカメラマンでいっぱい。

偶然、知り合いのプロカメラマンに会ったのですが、人気の撮影ポイントでは午前中から場所取りが行われていたそうです。

ご苦労様です…。

 

撮影ポイントに三脚を立てて場所取りを済ませたら、あたりをぶらぶらしにいきましょう。

地元の人々がジュースやビール、唐揚げ、炊き込みご飯などを販売しています。

さらに、熊本へのチャリティーとしてキャンドルも販売。

一個購入してメッセージなど書いてきました(写真はありません…)。

 

ひと通り現地の様子を確認したら撮影ポイントへ戻ります。

ここ、全体像が見渡せるのはいいんですが、電柱や電線が非常に邪魔ですね。

この日は曇っていたので夕焼けは見られず。

2016丸山千枚田の虫送り-16

 

さて、19時を回り、ぼちぼち虫送り行事が始まります。

丸山千枚田の中にある丸山神社という小さなお社からスタート。

人々が松明や提灯であたりを照らし、鐘や太鼓を打ち鳴らしながら、「虫送り殿のお通りだい」というかけ声を合わせて田んぼの中を練り歩きます。

2016丸山千枚田の虫送り-42

♪虫送りどーののお通りだいっ

2016丸山千枚田の虫送り-46

♪虫送りどーののお通りだいっ

2016丸山千枚田の虫送り-52大人も子供も、男も女も、声を合わせ、今年の米が無事収穫できるよう祈りながら歩きます。

 

この丸山千枚田は全国から棚田オーナーを募り、その人が田植えや収穫を行うことで維持されています。

(普段の維持管理は丸山千枚田を守る会という地元有志のみなさんが行っています)。

そんなオーナーさんたちはもちろん、この行事を見に来ただけの人も参加できるようになっているので、多くの方が行列に加わっていました。

 

棚田には1300を超すキャンドルや松明でライトアップ。

日が暮れて暗くなっていくにつれキャンドルの明かりが鮮やかに浮かび上がり、谷間に広がる棚田の風景を美しく彩ります。

2016丸山千枚田の虫送り-152

2016丸山千枚田の虫送り-190

2016丸山千枚田の虫送り-204

(やっぱ電柱がめちゃくちゃ邪魔だな)

 

30分ほどで虫送りが終わると、北山砲(きたやまづつ)という花火に点火。

暗闇の中の棚田を鮮やかな火の柱が照らします。

2016丸山千枚田の虫送り-226私はファイヤー!した瞬間しか撮影できていませんが、このあと色鮮やかな火花が飛び散り、現物はもっと華やかで綺麗です。

私の写真の腕がないばかりにこんな中途半端な写真しか撮れませんでした。

 

普段は静かな棚田ですがこの日ばかりは大勢の見物客が訪れ、静かな山間の田んぼも大賑わい。

周囲には無料駐車場も用意され、棚田までシャトルバスで送迎してもらえるのがありがたいです。

貴重な棚田の残るこの田舎の風景を守り、受け継いでいくことの大切さを感じられた一日でした。

次回は黄金の稲穂が実る秋の棚田を撮影しに行きたいです。